玄関の横にあるツツジがきれいでした。

ツツジの花

 

高校生活を送る中で身につけてもらいたいと考えているものの2つめは、認めあい支えあう人間関係をつくる力です。

「人はひとりでは生きていけない」と言われます。
この言葉から受けるイメージは「人は周囲の支えがあって生きていくことができる」というやや消極的なもののように感じます。
それはそのとおりであって、自分が支えてもらって生きているいることに感謝することが大切だと思います。
ただ忘れてはならないのは、「支えてもらわなければ生きていけない人」ばかりでは、世の中は成り立たないということです。

日々の生活が成り立っていることをよく考えてみると、「自分は確かに支えられて生きているが、一方で自分も誰かを支えている」ということがわかります。
こうしたより積極的な面に気づき、自分の役割を果たす生き方を考えることが必要だと思っています。

学校やクラスという集団での生活で、互いが価値のある存在であることを認め、「自分は認められている」「失敗しても大丈夫だ」「自分はみんなに支えられているが、自分もみんなを支えている」と実感できる人間関係をつくりあげてほしいと願っています。