教育実習生と生徒たちの姿
2022年06月02日
5月末から教育実習生を迎え、今週は最後の研究授業が数多く行われました。
今年の教育実習は北高の卒業生10名が取り組んでくれています。
将来の島根の教育を担ってくれるかもしれない皆さんが、本当に全力で実習に向かう姿に、心打たれる思いです。
私もできる限り研究授業を参観して、実習の助けになればと思いながら教室を回りました。
日本史の授業では、享保の改革を扱っていました。
私は高校時代日本史の授業は受けていないため、中学時代に学んだ「8代将軍徳川吉宗」「目安箱」くらいの断片的な知識しかなかったので、吉宗が紀伊藩主から将軍になり財政をどう改革したのかなど、興味深いことが盛り沢山でした。
物理の授業では、力のつりあいと作用反作用の法則の違いを学びましたし、保健の授業では、がんがどのようなメカニズムで起こる病気なのか、がん検診の重要性について学ぶことができました。
一方こうした授業を受ける生徒たちの姿にも、頼もしいものがあります。
実習生の発問に対してしっかりと受け答えできていましたし、ペアワークやグループでの話し合いがどの授業でも取り入れられていたのですが、積極的に意見を言いあったり発表したりして、非常に活気のある授業風景でした。
おそらく、小中学校でもこのような活動が自然に行われていて、彼らにとっては当たり前のものなのでしょう。
このような活動を通して、高校での学びを確かなものにして、しっかりとした読む力、書く力、伝える力を身につけてほしいと改めて思いました。
実習生の皆さん、お疲れさまでした。
この経験が、皆さんのこれからの力になることを願っています。