現在県内全ての県立学校で、地域と学校が連携して学校の教育を充実させる取り組みが進められています。
その中心となる組織が、地域の方と一緒に構成する「教育魅力化コンソーシアム」です。

北高でも今年3月に「松江北高校魅力化コンソーシアム」が組織され、今年度から活動を始めています。
6月と9月に役員会を開催し、学校からは教育方針などの考え方を説明し、地域の方から「北高に期待するもの」「コンソーシアムで取り組むこと」などについてご意見をいただきました。
地域の方からは、「伝統のある学校の教育に協力できることがあるなら協力したい」というご意見をいただく一方、「教科の勉強が活動の中心ということになると、地域に住む者がどう関わればよいのかわからない」というご意見もいただきました。

県内では、地域の方が学校を支える力となって活動されていたり、地域の方と連携して探求活動に取り組んだりするなどの活動が進められています。
本校のように、学校の規模が大きく市街地の中にある高校が、地域の方とどのように連携していくことができるのか、もう少し時間をかけて相談し検討していく必要があります。

私としては、生徒たちそれぞれが探求活動を通じて地域の方と交流し、視野を広く持って地域・国内・国外を問わず活躍できる力を身につけていくことを期待しています。
その具体的な進め方や地域の方との交流の方法などについて、これからしっかりと検討していきたいと考えています。
北高らしい学校の魅力が発信できるように、みなさんと相談しながら進めていきたいと思います。