先週金曜日(11月18日)、職員会議に引き続いて生徒理解のための職員研修を行いました。
本校は今年度から「インクルーシブ教育推進センター校」として、通級指導をはじめとして、配慮を必要とする生徒への支援について、松江圏域の特別支援学校と連携しながら、高校からの相談業務を始めています。
もちろん本校の生徒もその対象であり、生徒はどのようなところに困り感を感じているのか、校内の先生方はそのような生徒に対してどのように対応するとよいのかなどについて学びました。


講師は、今年度から本校の通級指導担当として勤務している石田先生と江指先生です。
石田先生は教職大学院で特別支援教育について学んでおられ、江指先生は特別支援学校籍の先生ですので、お二人とも理論的な面でも実践的な面でも専門性の高い先生です。


研修では、今年度対応した1、2年生の事例を振り返りながら、生徒がなぜこのような行動を起こしてしまうのか、これからの指導でどのようなことを念頭に対応すればよいのかということを確認しました。

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「事前に約束して紙に書いておく」「生徒の感情は否定せず、行動について指導する」「『廊下は走ってはだめ』と言うよりも、『廊下は走らないで歩いてください』のように伝える」のように、日常の具体的な対応をわかりやすく説明してもらいました。

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最後に、「褒め方」「叱り方」についてそれぞれ10個のポイントを教えていただきました。


高校の現場では、必要と言われながらなかなか学ぶことができなかった対応方法などについて、実践に基づきながら知ることができ、大変有意義な研修となりました。
参加した先生方からも「とてもよい研修だった」という感想を聞くことができました。


これからも継続して、配慮を要する生徒に対してどのように関わるとよいのかなど、本校の生徒の実態に即した対応を教職員全員で確認しながら取り組んでいきたいと考えています。