12月23日(金)~27日(火)の5日間に実施したエンパワーメントプログラムに34名(1年生28名、2年生6名)が参加しました。本プログラムは、本校起雲館を会場に、国際理解教育プログラムの一環として、グループリーダー役の大学生6名、進行役1名、計7名の日本の大学に通う外国人留学生を招いて行う、5日間英語漬けの研修です。また、今年も双松会の「世界の人たれ!北高生」基金より参加費の助成をいただいております。

 プログラム初日(23日)、今年は午後からのスタートでした。参加者はグループリーダーたちとの初対面に緊張した面持ちでした。また、同じ北高生ではあるものの、初対面のグループメンバーに囲まれて英語で話していくことに戸惑いを感じている様子でした。

 プログラム2日目(24日)は、午前中はPositive Thinkingについて考えました。自分や他人の良い面に気づかされ、初日よりも発言する声が少しずつ大きくなり、自信を持って英語を話している姿がみられ始めました。

 プログラム3日目(25日)は午前中、自分自身のことについてMy Identityというテーマで皆と考えました。午後のプロジェクトでは未来のテクノロジーと私たちの生活についてグループで意見をまとめ、グループごとに発表しました。この日の終わりには生徒たちの顔に少しずつ自信が見られるようになりました。

 プログラム4日目(26日)は午前中、Leadershipについて考えました。午後は、明日に迫った最終日の最終プレゼンテーションに向けて構想を練る時間があり、生徒たちは熱心に取り組んでいました。

 プログラム5日目(27日)、最終日でした。午前中、気候変動について具体的な対策について意見を交わした後、最終プレゼンに向けて準備を行いました。生徒たちのプレゼン準備に向かう姿勢から、緊張の中にも意気込みが感じられ、会場も熱気を帯びました。午後は最終プレゼンを行いました。一人一人がこの研修の成果の集大成と言える発表をしました。この5日間という短い間の研修の中で、それぞれの気づきがあったことを感じさせ、個々の成長が見て取れる素晴らしい内容でした。最終プレゼンを終え、プログラムが終わった生徒の顔は、安堵と笑顔が溢れ、生徒の顔に充実感が見て取れました。

 この5日間を通じて、生徒は様々な文化について理解を深めると同時に、英語での発信力を大きく伸ばした様に感じます。間違いやどんな発言であっても承認するというプログラムの理念も素晴らしいと感じさせられました。

今年も双松会ホームページを通じて、エンパワーメントプログラム最終発表会をZOOMでリアルタイム配信し、日頃支援をしていただいている双松会の方々に実際に生徒が活動している姿をご覧いただく機会となりました。会員の皆様ありがとうございました。


研修内容

12/23(金) オープニングセレモニー、Goal Setting Activity、アクティブに質問する、このプログラムで自分が成し遂げたいゴールについてシェアする

12/24(土) 効果的な英語プレゼンテーションについて学ぶPositive Thinkingについて考える、Project1:地産地消プロジェクト

12/25(日) My Identityについて考える、SDGsについて考える、プレゼンをする、質問を受ける、Project2:テクノロジーと私たちの生活(スマートシティ)

12/26(月) Leadershipについて考える、自分の将来の目標について、学ぶことの意義(将来の目標達成のために)、プレゼンテーション原稿の作成

12/27(火) Project3:SDGs Goal 13:気候変動に具体的な対策を、プレゼンテーション準備、1人1人によるプレゼンテーション、クロージングセレモニー

 

1 2 3 4 5 6